相模原市南区西大沼 古淵駅近くの皮膚科
〒252-0332 神奈川県相模原市南区西大沼4-8-29
             TEL: 042-743-2525

古淵駅近くの皮膚科

順番予約・確認サービス

順番予約
ドクターズ・ファイル
ワキ汗治療ナビ

アクセス

お気軽にご相談ください。

●どんな治療法があるの?
●治療にかかる期間は?

疑問に思う事など、何でもお聞きください。ご相談だけでも問題ありません。

病気と治療

アトピー性皮膚炎  Atopic dermatitis

アトピー性皮膚炎は、増悪・寛解を繰り繰り返し、痒みを伴う慢性的な湿疹を主体とする病気です。多くの方は気管支喘息、アレルギー性鼻炎・結膜炎、アトピー性皮膚炎などの家族歴や既往歴があります。
原因は、①皮膚のバリア機能の異常 ②生活環境の変化が挙げられます。バリア機能の異常とは、アトピー性皮膚炎の患者さんの一部の方に生まれつきフィラグリンという皮膚のバリアを作る物質に異常のある人がいることがわかってきました。
また、環境の変化として食生活、大気汚染、予防医学など環境的な要因も関与していると考えられます。
衛生環境の改善により寄生虫の罹患率が下がると同時にアトピー性皮膚炎の患者が増えているのも事実であります。

治療は、薬物療法、生活指導(スキンケア、原因・悪化因子の除去)となります。薬物療法は、保湿剤を中心にステロイド外用剤またはタクロリムス軟膏を用います。
症状に応じて、抗アレルギー剤、免疫抑制剤の内服や紫外線療法の併用を行います。
生活指導は、皮膚の乾燥を防ぎ、入浴やシャワーで汚れを取り、悪化因子の検索や除去を行うよう努めます。

希望により採血などでアレルギー物資の原因を調べます。

多汗症  Hyperhidrosis

汗をかくことにより、体温の調節、皮膚の保湿を行っています。
しかし、頭部、顔面、手掌、足底、腋窩に温熱や精神的負荷の有無いかんに関わらず、日常生活に支障をきたす程の大量の発汗を生じる状態を原発性局所多汗症と定義されています。

当院では、塩化アルミニウム外用液、イオントフォレーゼ、内服による多汗症の治療を行っています。

①塩化アルミニウム外用液

汗を出す腺(汗腺)の細胞に作用し、この管を閉塞させることで発汗が減少するといわれています。
ただし、この効果は一過性であるため、効果を持続させるには継続的な治療が必要になります。
有効だったとする報告がありますが、全ての患者さんに効果を保証できるものではありません。
塗り方は、就寝前に、脇や手のひらに塗ります。
翌朝、水で洗い流します。
効果が出るまで毎日繰り返し、効果が出れば週1~2回の塗布を続けます。それでも効果が乏しい場合は、就寝前にコットンなどにひたし、手のひらに置いてビニール手袋やラップで10分程度湿布し、翌朝水で洗い流します。
塩化アルミ外用液でかぶれる方もおりますので注意が必要です。
塩化アルミニウム外用液は、健康保険は適応されず実費で頂きます。(塩化アルミニウム溶液は院内で調合しています。)

②イオントフォレーゼ

汗の多い手のひらや足のうらを水道水の入った容器の中に浸し、7~10mAの直流電流を流す方法です。
作用機序としては、通電することにより生じる水素イオンが汗の出口を障害して汗を出にくくするといわれております。
手の場合は、容器に電極の上にタオルと水道水が入った左右別々の容器に手のひらを入れて10分程度通電させます。数回行うと汗の量が減ってきます。
治療効果を維持するためにはその後も1週間に1~2回行ったほうが良いでしょう。

イオントフォレーシスIP-30 PLUS

③内服

抗コリン薬(商品名プロ・バンサイン)は、アセチルコリンという物質の動きを抑制し「汗をかく」という指令を止めることができます。これにより一時的に汗が出るのを抑えられますが、副作用として「のどの渇き」などがあります。
自律神経系に作用するベンゾジアゼピン系(商品名グランダキシン)も有効との報告もありますが、皮膚科学会の多汗症ガイドラインでは、内服の評価は低く頭部・顔面の多汗症に推奨されています。

上記①から③を組み合わせて治療を行っています。

腋窩多汗症のボトックス治療 Axillary hyperhidrosis

当院では腋窩多汗症のボトックス治療を行っています。腋窩(わきのした)多汗症とは、わきの下に必要以上の発汗が生じる疾患で、わきから腕へと汗が垂れたり、服の両わきにシミができたりするほどの汗をかく状態です。多汗の原因は、エクリン汗腺という汗の腺の機能亢進です。この汗腺は交感神経節後ニューロンという神経線維から放出されるアセチルコリンの刺激で汗を分泌します。よって、このアセチルコリンの刺激を止めれば汗が出なくなります。アセチルコリンの放出を阻害し、神経から汗腺への情報伝達を遮断するのがボトックス治療です。

ボトックス治療とは、A型ボツリヌス菌毒素製剤(ボツリヌス菌が産生する複合体毒素)を腋窩(わきのした)に注射し、神経の伝達をブロックします。遮断された伝達は数ヵ月で回復しますので、発汗抑制効果を維持するためには反復投与が必要です。 効果の持続期間には個人差があり、国内外のデータでは通常4~9ヵ月とされています。 非常に有効な治療でありますが、安価な治療ではありません。費用は、3割負担の方で22,000円(手技料1,200 円+ボトックス100単位20,800円)です。費用対効果をよく考えて、治療を受けられることをお勧めします。

ボトックス治療の流れ

患者さんが来院され、同意書に署名いただかないと薬剤を発注することが出来ません。
そのため、ボトックス治療は来院日に受けることはできません。

1.医師による問診
問診により、患者さんが「原発性腋窩多汗症多汗症」の診断基準を満たしているかどうかを判断します。

2.同意書にそって説明します。

3.同意書に署名して頂きます。

4.治療日を予約し、薬剤は発注します。

5.ボトックス注射による治療を実施します。

腋窩の発汗部位を確認し、左右各々の腋窩(わきのした)にボトックスを10カ所程度注射します。
当院では、痛みの少ない細い注射針(パスキン3本針)を使用しております。

帯状疱疹 Herpes zoster

症状
水ぶくれを伴う赤い発疹が、体の左右どちらかに帯状に出ます。強い痛みを伴うことが多く、症状は2から4週間ほど続きます。
原因は水痘・帯状疱疹ウイルスです。

①幼少時に感染すると、水痘(水ぼうそう)として発症します。

②水痘(水ぼうそう)が治ったあとも、ウイルスは体内に潜伏しており免疫により活動を抑えられています。

③ストレスや加齢などで免疫力が低下するとウイルスが活性します。

④ウイルスは、神経に沿って移動し皮膚に到達すると帯状疱疹を発症します。

帯状疱疹ワクチンについて

帯状疱疹発症予防のためにワクチンの接種が2016年3月よりできるようになりました。50歳以上が接種対象者となります。以前から小児に使用されていた水痘ワクチンのことです。接種回数は1回、費用は自己負担です。ワクチンの効果は、接種後10~15年ぐらいです。アメリカでは、帯状疱疹ワクチン接種は義務づけられており、帯状疱疹発症率、帯状疱疹後神経痛への移行率とも接種しない場合と比べてあきらかに減少しております。ワクチン接種が帯状疱疹の発症を予防し、帯状疱疹を発症しても軽症ですむ唯一の方法と考えます。予防接種を受けることができない人は、

① 明らかに発熱のある人(37.5℃以上)。

② 重篤な急性疾患にかかっていることが明らかな人。

③ 水痘・帯状疱疹を予防するワクチンに含まれる成分で、過去にアナフィラキシーを起こしたことがある人。

④ 妊娠していることが明らかな人。

⑤ 先天性及び後天性免疫不全状態の人。

⑥ 副腎皮質ステロイド剤や免疫抑制剤などの治療を受けており、明らかに免疫抑制状態の人。

⑦ その他、医師が予防接種を受けることが不適当と判断した人。

※水痘抗原の皮内テスト

水痘‐帯状疱疹ウイルスに対する細胞性免疫の有無を見る方法です。皮内注射部の発赤が陰性(4mm以下)であれば水痘ワクチンの接種をお勧めします。ただし、一般的には免疫を確かめることなく、ワクチンを接種しても差し支えありません。それによって副反応の頻度や程度が強まるようなことはありません。

いぼ(尋常性疣贅)Verruca vulgaris

疣贅とはイボ、尋常性とは通常という意味で、普通のイボのことです。
ヒト乳頭腫ウイルス(human papilloma virus)がヒフの小さな傷に感染して出来ると考えられています。
小学生になると、靴に入った砂などによって目に見えないキズが出来、そこから感染するためお子さんに多くなると考えられます。
治療は、未だ特効薬がありませんが、液体窒素を用いた冷凍凝固療法が基本です。
1回の治療で治すことは難しく、1週から2週の間隔で繰り返して治療を行い、3ヶ月~6ヶ月程度かかります。
その他、硝酸銀の外用療法、ヨクイニン(漢方)内服療法なども行うことがあります。
また、イボ地蔵にお参りするだけで治ってしまうこともあり、「これで治る!」と信じることで、ウイルスに対する免疫力が上がるためと考えられています。
イボは治りにくく再発することも多い病気ですが、必ず治ることを信じて焦らず、根気よく治療して下さい。

水いぼ(伝染性軟属腫)Molluscum conta giosum

水いぼ

水イボの拡大像

以前はプールの水でうつるから水いぼと言われていましたが、現在ではプールでうつるとは考えられていませんが、タオル、浮輪、 ビート板などを介してうつると考えられています。
表面がツルツルして、みずみずしい光沢のある直径5mmくらいまでの小さな皮膚の盛り上がりで、てっぺんが少し凹んでいるのが特徴です。
伝染性軟属腫ウイルスが原因で、毛に感染すると考えられているため毛が生えるところに出来ます。
治療は専門家の間でも意見の別れるところです。
①先の小さなピンセットなどでミズイボをつまんでとる。
②イボと同じに冷凍凝固療法を行う。
③ヨクイニン(ハトムギ茶の成分)の内服する。
④自然に治ることもあることから、放っておく。といろいろあります。

私自身も状況に応じて柔軟に治療方針を決定するようにしますが、様子を見ているうちに、数が増えて結局ミズいぼ取りをすることになったケースもあり、個人的な意見としてはなるべく数が少ないうちに治療した方が良いと考えています。
当院では、出来る限り痛み止めのテープを使っての治療を行っています。

水虫(足白癬)Tinea pedis

水虫の語源は、水田で作業するお百姓さん発症することがが多く、水の中にいる虫に刺されたんだろうと推測され、それで「水虫」という説が通説のようです。
皮膚糸状菌(白癬菌)というカビに侵されるので、正式には白癬症といいます。
皮膚科専門医でも、診察しただけでは白癬症と診断することは出来ません。
足の趾の間や足底の皮フを顕微鏡で調べ、白癬菌の有無を確かめます。ただし、市販または医療機関から処方の水虫治療薬(抗真菌薬)を1週間以上外用した場合には調べても検出出来ないかもしれません。
最低1週間、水虫治療薬を塗らないで来院をして下さい。
ただし、水虫薬などによりかぶれが生じた場合は早めに受診して下さい。

白癬菌を確認できた場合に抗真菌薬を外用して頂きます。じくじくの場合には、先にじくじくを治療してから、抗真菌薬を使用します。

顕微鏡でみた白癬菌

外用治療のポイント

1.お薬は症状があるところより広めに塗りましょう。

水虫菌は症状がなくてもいます。
両足の裏を中心に広くすき間なく塗るのが理想的です。
足の趾の間・背面、爪のまわり、足の側面、アキレス腱の周囲なども忘れずに塗りましょう。

2.良くなってもしばらく塗りましょう。

角質内の紫色のゴミの様なものが白癬です。
角質全体に存在しているため、薬を塗っていると見た目は良くなりますが、まだ角層の下に白癬が残っています。
きれいになってからも、角質がすべて入れ替わる1~2カ月はお薬を塗り続けましよう。

足白癬の病理写真です。(弱拡大)

足白癬の病理写真です。(表皮の白癬)

3.ぬるタイミングと量について

通常は1日1回であればいつでもかまいませんが、入浴後に塗ることをお勧めします。
塗る量は、ご本人の人差し指さしの第1関節までクスリを出して片足分(0.5g程度)とお考え下さい。
両足に塗ったら、チューブ1本で10日分程度とお考え下さい。
塗った後は滑るとあぶないので、30分程度靴下をはいて下さい。

4.かぶれ

お薬を使っていて赤くなる、かゆくなるなど何か変だと感じた時は使用を中止して早めに受診をして下さい。

爪水虫(爪白癬)Tinea unguium

爪白癬と診断された時は、治療として内服か外用かを選ぶ必要があります。
白癬菌に犯されたの爪が良くなるのでなく、新しい爪に生え換わって治っていくので、内服外用ともに時間がかかります。

①内服の場合:有効率は約70%程度です。しかし、6ヶ月と長期に内服を行うため肝機能障害などの副作用の可能性が約5%あり、定期的な血液検査を行う必要性があります。

②外用の場合:ここ数年で濃度を高めた新しい外用剤が出てきましたが、内服と比べ副作用は少ないですが、有効率は約30%程度とされています。

外用前

外用3か月後

にきび(尋常性ざ瘡)Acne

思春期になると男女とも男性ホルモンの分泌が活発になり、その影響を受けて皮脂の分泌が盛んになり、毛穴が詰まる(白ニキビ)ことが根本的な原因です。これに加えてニキビ菌(ざ瘡桿菌)などが感染すると化膿します(赤ニキビ)。

にきびの出来方

①出来始め:角質が毛穴の出口つまって、皮脂のムーズな排出が妨げられる。
②面皰(めんぽう):毛穴の出口がつまって、皮脂が排出されずに蓄積され膨らむ。
③丘疹・膿疱:毛包に常在するアクネ菌が繁殖して、白血球を引き寄せて炎症が始まる。赤く腫れたり、膿を持つようになる。
④瘢痕:ニキビは治っても毛包がつぶれて陥没した瘢痕になる。

悪化の原因

①夜中の午前0時~2時に活動しているとアクネ菌は増える。
②髪の毛がニキビを刺激したり、鏡をみて手でニキビを触ったりすると悪化します。また、油取り紙を使うとますます皮脂が増えて悪化します。
③甘いもの(チョコレート)や脂っこいスナックを良く食べると悪化するというデーターはありませんが、沢山食べることはあまりお勧めしません。

お肌のお手入れ

朝のお手入れ洗顔
泡立てた石けんでやさしく洗う。毛穴の中を洗うのが目的です。強くこすると手で毛穴をふさいでしまうので、毛穴が洗えません。
ヒヨコを触るようになでて、泡の弾力を使い毛穴の中を洗って下さい。洗顔も1分以内で御願いします。

夜のお手入れ
帰宅したら、まずやさしくお化粧を落とし、洗顔、化粧水、美容液、乳液の順。洗顔時は、シャワーを直接顔に当てないようにして下さい。

治療

内服薬
ビタミン剤(ビタミンB2、B6、C、H)・抗生剤・漢方

外用薬
抗生剤含有外用剤・アダパレン含有ゲル(ピーリング作用)・過酸化ベンゾイル含有ゲル(抗菌作用やピーリング作用) 以上を組み合わせて行います。

じんま疹 Urticaria

人がイラクサ(蕁麻(じんま))の葉に触れると同様のヒフ症状が起こることに由来しています。
カに刺された様なヒフの膨らみ、赤み、かゆみが数時間以内に消えたり移動したりします。
原因は、大きくアレルギー性と、非アレルギー性に分けることができます。

1)アレルギー性は「I型(即時型)アレルギー」と呼ばれ、様々な外来物質(エビやそばなどのアレルゲン)が原因です。   
2)非アレルギー性はある種の抗生物質や痛み止めなどの薬、ストレス、感染症、寒冷刺激などが原因です。

なお、急性のじんま疹は原因を突き止められることも多いのですが、1ヶ月以上、毎日のように出没するじんま疹では、多くの場合は原因を明らかにすることは難しいです。
蕁麻疹の治療の第1は、できるだけ原因・悪化因子を探し、取り除くことです。第2は薬による治療です。
抗ヒスタミン作用のある抗アレルギー薬が用いられますが、これらの薬は蕁麻疹の種類によらず効果が期待できます。
副作用として、眠気や集中力の低下などがありますので車の運転などは注意しましょう。

パッチテストについて

皮膚に接触する化学物質、日用品、化粧品などでかぶれていないか(接触皮膚炎)、金属アレルギーがあるかどうかを調べる検査です。背部等に種々のアレルゲンを貼り、経時的に反応を観察し、皮膚炎と何らかのアレルゲンが関係しているかを確認します。パッチテストで思いがけない特定の物質(アレルゲン)に対する反応が判明することもあります。ご自身の生活で注意すべきものを明確にすることができますので、今後の皮膚炎予防にもつながります。

当クリニックでは
①かぶれやすい物質(ニッケル、毛染めで使われるジアミンなど)22種類、
②歯科金属をふくむ18種類の金属パッチテストを行っております。
検査に約1週間(4回通院)かかります。

ウオノメ(鶏眼)・タコ(胼胝)Clavus・Tylosis

両方とも骨突出部の角質層が増生したもので、角質がくさび型に内方に増生したものを「ウオノメ」、皮膚面に平行に角質が増生したものを「タコ」と呼びます。
原因は、足と靴との摩擦によるもので、局所への刺激を除去することが必要です。
足裏に市販のクッションやパッドをあてると症状が軽減します。
治療は角質を削り、原因を除去するしかありません。

尋常性乾癬 Psoriasis vulgaris

うろこのような皮疹が肘、膝などのすれるところに生じます。
遺伝や食生活が一因とされていますが、はっきりとはわかりません。多くの治療法があります。
塗り薬(ステロイド、活性型ビタミンD3、保湿剤など)、飲み薬(免疫抑制剤、レチノイド)、光線療法(NB-UVB・エキシマ)が一般的ですが、分子標的薬(当院では行っていません)という注射の治療も開始されています。

太田母斑 Nevus ohta

太田母斑は額、目の回り、頬、鼻、耳介に生ずる青紫色から灰紫青色のアザです。出生時に存在することは稀で、生後半年以内に生ずることが多いとされています。また思春期に色が濃くなったり、新たに色素斑が生ずることがありますが、20~40歳台に発症することもあります。

当院では、太田母斑に対してレーザー治療を行っています。レーザーとは、Light Amplification by Stimulated Emission of Radiationの略で『誘導放射による光の増幅』という意味です。使用している機種は、Qスイッチ・ルビーレーザー(ザ・ルビー nano_Q)で、メラニン色素に反応しやすい694nmという波長を出して色素を破壊します。 

レーザー治療について(予約で行っています)

(1)治療前(施行前に日焼けをしないようにして下さい。)

照射の時に、輪ゴムではじかれるような痛みを伴います。そのため、痛みを和らげるために麻酔薬の付いたテープを貼って頂きます。貼ってから1時間以上経過しないと効果が出ませんので、予定時間の1時間前に化粧を落として貼って来院して下さい。場合によっては局所麻酔薬の注射を行うこともあります。

(2)治療中

照射中は音と光がでます。黒い色に反応しますので、照射中は目を開けないで下さい。目の近くへの照射では、保護のため特殊なコンタクトレンズを入れることがあります。コンタクトレンズを挿入されている方は、あらかじめ取っておいて下さい。治療後は、ご自宅で行っていただく処置の方法をご説明します。

(3)治療後

治療後は多少ひりつきを感じます。その時は、冷やして下さい。照射当日は汗をかくような激しい運動はご遠慮下さい。顔面に広範囲に照射すると一時的にむくむことがありますが、数日で消退します。翌日からの洗顔やシャワー等は可です。数日でカサブタが出来ます。それまでは洗顔後、軟膏を塗り、ガーゼを当てテープで覆ってください。完全に上皮化しても、紫外線予防のため茶色いテープを1ケ月程度は貼って下さい。その後は、再発の予防として長期間のサンスクリーン剤による遮光をお勧めします。